【レポート】インベストモンゴリア2018


遅くなりましたが、11月19日に開催されたインベストモンゴリアのレポートです。

 

当日は、予定されていたモンゴル政府関係者の欠席もあり、正直なところ、これまで繰り返されてきた「いつもの」話、議論に終始していた感は否めませんでした。

 

「いつもの」というのは、こういう話です。

1.モンゴルのガバナンスの課題(汚職とか賄賂含め、一向に安定しない政治)

2.日・モンゴルEPAを締結したもののモンゴル側にメリットなし(モンゴル→日本に輸出できるものがクオリティ的に非常に限られる、日本マーケットにニーズがない)

3.日本とモンゴルのビジネスマナー、性格、やり方の違いを念頭に置くべし(「約束」の概念が違うとか、遊牧民と農耕民族の性質の違いとか)

4.モンゴルは資源・素材は豊富にある、あとはどう付加価値を付けるかだ問題

5.モンゴル特有の課題は中露という大国に囲まれていること、内陸国であること、マーケットが小さいこと、極寒の冬が長いこと、つまり、日本との貿易には向いてるとは言えない。でも、可能性はある論(「可能性」の具体的な中身は不在)

 

自分で主張できる意見を纏めるに達していないので、今は何も書けないのが悔しいですが・・・・この堂々巡りの主張・議論を飛び越えるクレイジーなアイデアを持ってしないと、日モンゴル経済関係は大して深化しないのではないでしょうか。直行便が毎日あるわけでもなく、しかもMIAT独占で航空運賃もそこそこ高く、更に300万人の小さなマーケットに対し日本企業が我先にと飛び込んでいく姿はまだ想像できません。

(個人的には、この「クレイジーなアイデア」を実践しているのがTDB東京事務所だと思っています。別記事に書きますが、最近も新たな日・モンゴルビジネス機会が生まれました。)

とは言え、当日のお話にも出たように、外国人受入法案や新空港開設等、環境の変化は生まれています。モンゴルに関わる者としては、現地を知っているという強みを生かして、二国間の経済交流促進の起爆剤になるようなアイデアを絞り出さねばと思った、そんな日でした。

岩塩もチャツァルガンもカシミヤもあるんだけど・・・・・う~~ん。もう少し考えます。

 

上記1の政治腐敗の話は現在大変深刻で、内閣不信任案も提出されたところ、いつ解散となってもおかしくありません。中小企業ファンドの汚職の件では、逮捕される議員はさらに増えることでしょう。ここまで来ると大きな国民の怒りが爆発してデモや暴動が起きてもおかしくないと思うのですが、既にかなり寒いからでしょうか・・・・特にそういった話は聞きません。

 

インベストモンゴリアの当日の様子はこちら↓

 

 

この記事を書いた人write

鹿野 詩織
鹿野 詩織(かの・しおり)

8歳の頃、初めて出会った海外の友人がモンゴル人だったことがきっかけで、モンゴルに憧れを抱く。 早稲田大学国際教養学部在学中にモンゴル国立大学への留学が実現。 卒業後、アクセンチュア株式会社、外務省勤務を経て、日本国際協力センター(JICE)にて、モンゴルにおけるJICAの人材育成プロジェクトに携わる。 モンゴル滞在中は、孤児院支援、遊牧生活、起業も経験。 現在は早稲田大学公共経営大学院に在学し、モンゴル研究、通訳、執筆活動等を行っている。

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