並べて眺めてみた!モンゴルとスリランカー③食生活とボディライン革命

You are what you eat. (あなたの心身はあなたが食べたものでつくられている)

この事実を痛感した1か月だった。

スリランカに来てからというもの、私の食生活には革命が起きている。

日々口にする主なものは、

マンゴー、アボカド、豆、カレー、カレー、カレー、米、パン、卵、オクラ、ゴーヤ、カレー

結果、太った。

「抗酸化作用とビタミンたっぷりのフルーツ」を採っているかと思いきや、マンゴーの糖質と高カロリーはすっかり全身の脂肪と化してしまった(摂取量に問題あり)。また、スリランカの人たちは午前と午後にそれぞれ「ティータイム」を楽しむ習慣らしく、スタッフが美味しい紅茶を淹れてくれる。砂糖はたっっっぷり。さらに、私が料理をほとんどしないため家での食事の大半は夫が作ると知った彼女たちは、日々代わる代わるカレーを作って持ってきてくれる。日本では食べたことがなかったが、スリランカカレーというのは、ものすごく美味しい。サラサラとしたテクスチャーで、米とスープがスルスルと喉を通って胃に流れ込む。何種類ものスパイスが辛味・酸味・甘味・苦味・塩味を一度に演出し、食べながら毛細血管まで活性化されていくのを感じる。しかも、日本のカレーのように味が単調ではなく、何種類かのカレーを自分の好きな比率で混ぜながら米と一緒に頂くのだ。口に運ぶ度に味が変わる。旨い。次はこの味にしようか。旨い。もっと食べたい。もっと、もっと。

結果、太った。

 

もちろん、モンゴルでも増量とボディラインの拡張はあった。

伝統的なモンゴル料理と言えば、

肉(羊)、肉(牛)、肉(その他)、小麦粉、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、乳製品、ウォッカ

これを毎日続けていたら、私も今頃、「小さな力士」フォルムになっていたかもしれない。ウランバートルでは日本の食材や調味料が比較的簡単に手に入ったので、自宅での食事はずっと日本食中心だったことが救いだった。

そういえば、初めてモンゴルに来た2007年、留学仲間の日本人の女の子が1か月ほど遊牧民のゲルにホームステイをしたことがあった。背が高くてとても華奢だった彼女が草原から帰ってきた日の衝撃を、私はいまだに忘れることができない。細かった肩はボディビルダーのように盛り上がり、上腕二頭筋には小さなフタコブラクダがくっ付いていた。白かった肌は香ばしく焼き上がり、倍の大きさになった背中は神々しいオーラを放っていた。草原にいる間、彼女は毎日肉を食べ、水を汲み、家畜を追いかけて暮らしていたらしい。今の私に必要なのは、まさにこれではないか。既に十分な贅肉を携えた今の体で遊牧修行に出れば、1か月でマッスルボディを手に入れることができるに違いない。

そんなタラレバの願望が浮かんでくるけれど、現実にやれることをやるしかない。

明日から、ジムに通おうと思う。

カレーがフタコブラクダになりますように。

 

 

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鹿野 詩織
鹿野 詩織(かの・しおり)

早稲田大学国際教養学部、政治学研究科卒、モンゴル国立大学留学。
アクセンチュア株式会社、外務省、日本国際協力センター(JICE)、在モンゴル日本大使館にて勤務。

幼少期に1人の留学生と出会ったことがきっかけで、いつのまにかモンゴル尽くしの人生に。2022年6月からは世界一周の旅に出発。自身のウェブサイトKANO LABO(カノラボ)
https://kanolabo.comで旅のコラムや旅情報を発信中。
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