映画「朝が来る」モンゴル上映

10月23日に日本で初公開された映画「朝が来る」が、同日、第12回ウランバートル国際映画祭にて上映されました。

今回の映画祭には、2019年から2020年にかけて制作されたモンゴル、フランス、ドイツ、日本、台湾などの19作品が登場。

モンゴルの映画館では、ハリウッド映画のメジャー作品は多く上映され、しかも日本より早く観られることが多いのですが、邦画は全く上映されません。最近は映画館に行くこともなく、Netflixも見飽きてしまったので、今回の国際映画祭の話を聞いて新しい映画と出会えるのをずっと楽しみにしていました。しかも、今回日本代表作品として上映が決定したのは、Trailerを観てからとっても気になっていた河瀨直美監督の「朝が来る」。楽しみすぎて事前に色々とインタビューやら見どころやらを読み漁ったのですが・・・・・これは、あまりやらないほうがよかったです。笑 上映中、「あ。このシーンのために永作博美はあんな役作りをしたんだ」とか、「お。ここのシーンはアドリブなんだよな」とか、いちいち頭の中で自分が解説を始めてしまうのです。映像を作る側の目線に立って観たい人には良いのかもしれませんが、映画の世界にできればどっぷりはまって観たい私には、情報過多でイマイチ集中できず・・・・・。あとは、すごく丁寧に作りこまれていることは感じたのですが、登場人物たちの視点が多いのと、背景説明が多いため、またイマイチ感情移入できず・・・・。正直、ちょっと期待とは違ったなというのが個人的な感想でした。

会場はほぼ満員で、普段観る機会が少ない日本映画への関心の高さがうかがえました。上映後涙ぐんでいる人を何人か見かけましたが、是非モンゴルの方に作品の感想を聞いてみたいと思います。

映画はモンゴルでとても人気のあるエンターテイメントで、週末シャングリラモール内の映画館をのぞいてみると、いつも人で溢れかえっています。嬉しいのは、日本よりも遥かにチケット代が安いこと・・・!日本と変わらない設備で、1作品200円程で観れるのはモンゴルならでは。今後、モンゴルでも邦画が上映されるようになることを心から願います。

 

 

 

 

 

 

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鹿野 詩織
鹿野 詩織(かの・しおり)

8歳の頃、初めて出会った海外の友人がモンゴル人だったことがきっかけで、モンゴルに憧れを抱く。 早稲田大学国際教養学部在学中にモンゴル国立大学への留学が実現。 卒業後、アクセンチュア株式会社、外務省勤務を経て、日本国際協力センター(JICE)にて、モンゴルにおけるJICAの人材育成プロジェクトに携わる。 モンゴル滞在中は、孤児院支援、遊牧生活、起業も経験。 現在は早稲田大学公共経営大学院に在学し、モンゴル研究、通訳、執筆活動等を行っている。

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