奇跡の出会いが生んだパンー「Aicoh Pan」

皆さん、朝ごはんはゴハン派ですか、パン派ですか??

わたしはこれまでゴハンが多めでしたが、最近はパンにはまっていて、ほぼ毎朝パンと卵の朝ごはんです。焼きたてフワフワのパンをかじった瞬間の幸せといったら・・・・。

嬉しいことに、最近のウランバートルでは以前と比べて遥かに多くの種類のパンが食べられるようになりました。カフェで焼き立てのパンとコーヒーを楽しむこともできますし、大型スーパーに行くと、パンコーナーに所狭しと様々なブランドのパンが並べられています。

今日ご紹介したいのは、モンゴルと日本の奇跡が生んだ「Aicoh Pan」。私はパンに関しては食べるの専門で作り方は全く知らないのですが、Aicoh Panの秘密は、どうやら「ルヴァン種」という自然発酵種でパン生地を発酵させていることらしいです。そして、このルヴァン種というのは、モンゴルで広く使われている発酵種ではなく、帝国ホテルの製パン工場長の小林秀雄さんとフランスのパン職人・エリック・カイザーさんが日本に初めて導入し、広めてきたとのこと。

では、そんなルヴァン種がどうやってモンゴルにやってきたのでしょうか??

ここに、Aicoh Panのもう一つの秘密があります。Aicoh Panを生んだ「奇跡の出会い」について、以下、VIVA BREAD LLCから引用させていただきます。

 

”「Aiko Pan」がモンゴルに誕生した切っ掛け、そこには幸運の女神が与えてくれた奇跡の出会いがあった。”

 

”成田発ウランバートル行モンゴル航空502便、隣り合わせに座った日本人とモンゴル人、たわいもない切っ掛けで始まった会話が、思わぬ展開に。「弟がウランバートルで市でVIVA Breadというパン屋を経営しており、いつも日本のおいしいパンをモンゴルの人に食べて欲しいと言っている」という言葉に、何か運命的なものを感じることに。かねてからCOVAC社の社長から「モンゴルの人に日本のパンを知ってもらいたい。モンゴルでやる気のあるパン屋さんを探してほしい」と言われていたことを思い出したのである。

VIVA Breadのパン職人が持つ日本のパンに対する情熱に惹かれたCOVAC社は、「日本のパン作りの知恵が加われば、さらに素晴らしいパンができる」と確信し、すぐに来日してもらうことになった。

来日して日本の「ルヴァン種」パンの製法を学び、COVAC社から指導者の認定を取得して帰国、モンゴルで初めて「ルヴァン種」を使用した「Aicoh Pan」を完成させた。そこには「Aicoh Pan」が、末永くモンゴルと日本の友好の懸け橋となることを願うモンゴルと日本のパン屋の熱い気持ちが込められている。”

 

この「奇跡の出会い」から「Aicoh Pan」誕生までの、まさに『奇跡の道筋』をつくったのは、2018年当時JICAの「中小企業海外展開支援事業普及・実証事業」に関わっていた日本人男性だそうです。”モンゴルと日本を繋げたい”、”モンゴル人に日本の美味しいパンを食べさせたい”、というそれぞれの思いが空の上で偶然重なって、カタチになったのがAicoh Panなんですね。今日、初めて食べましたが、確かに日本で売られているパンのように中がフワッとしていて、丁寧に作られた優しい味が口いっぱいに広がりました。わたしが特に嬉しかったのは、「あんぱん」。初めてMade in Mongoliaの「あん」を食べましたが、ちょうどよい塩梅の甘さで、ふと、日本に帰ったような気分になりました。

 

ものづくりの背景には、たくさんの人の夢と想いが詰まっていて、その一部をおすそ分けしてもらえることの幸せを感じさせてくれる、そんなAicoh Panとの出会いに心から感謝です。このパッケージを見かけたら、是非手に取ってみてください。

 

この記事を書いた人write

鹿野 詩織
鹿野 詩織(かの・しおり)

8歳の頃、初めて出会った海外の友人がモンゴル人だったことがきっかけで、モンゴルに憧れを抱く。 早稲田大学国際教養学部在学中にモンゴル国立大学への留学が実現。 卒業後、アクセンチュア株式会社、外務省勤務を経て、日本国際協力センター(JICE)にて、モンゴルにおけるJICAの人材育成プロジェクトに携わる。 モンゴル滞在中は、孤児院支援、遊牧生活、起業も経験。 現在は早稲田大学公共経営大学院に在学し、モンゴル研究、通訳、執筆活動等を行っている。

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