フレルスフ首相の訪日

モンゴルのフレルスフ首相が今月12日~15日の日程で訪日しました。

先月23日には内閣不信任案が提出され、日本への訪問が実現するのかどうかも危ぶまれましたが、首相としての初訪日を果たし無事に全日程が終了したようです。

今回は日・モ首脳会談のほか、日本モンゴル経済連携フォーラム、第9回モンゴル日本官民合同協議会も開催され、モンゴル側としてはEPAの促進、対日貿易赤字の解消に向けた期待をあらためて表明する場となりました。一方、日本側の関心事項の核は、やはり北朝鮮問題でしょう。実はモンゴルと北朝鮮の関係は深く、今年で国交樹立70周年を迎えました。最近も拉致問題に関する日朝の“極秘接触”がモンゴルで行われたとの報道がありましたが、モンゴルとしても拉致問題の解決に向けて役割を果たし日本に協力したい、そして国際社会でのプレゼンスを高めたいという意思は明確で、日本も少なからずそこに期待を懸けているはず。引き続き、モンゴルの協力のもと事態が進展することを願います。また、首脳会談の場では、「日本国環境省とモンゴル国自然環境・観光省の間の環境協力に関する協力覚書」への署名も行われました(Click)。(環境省HP http://www.env.go.jp/press/106242.html)モンゴルの大気汚染についてはまた別途書きたいと思いますが、拉致問題、環境問題、そして経済連携etc、二国間の協力の幅が広がっていることは確かです。

 

フレルスフ首相来日に関するプレスリリースはこちら。

外務省(Click)

首脳官邸(Click)

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鹿野 詩織
鹿野 詩織(かの・しおり)

8歳の頃、初めて出会った海外の友人がモンゴル人だったことがきっかけで、モンゴルに憧れを抱く。 早稲田大学国際教養学部在学中にモンゴル国立大学への留学が実現。 卒業後、アクセンチュア株式会社、外務省勤務を経て、日本国際協力センター(JICE)にて、モンゴルにおけるJICAの人材育成プロジェクトに携わる。 モンゴル滞在中は、孤児院支援、遊牧生活、起業も経験。 現在は早稲田大学公共経営大学院に在学し、モンゴル研究、通訳、執筆活動等を行っている。

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