FINANCEモンゴルの金融業界について

モンゴルでは他の先進国と同様、
「銀行」「証券」「ノンバンク」「保険会社」で構成される金融市場が存在しています。
金融市場では、資産規模でみると圧倒的に“銀行”が主体です。

  • 銀行業界の総資産

    28.1兆トゥグルグ
    (日本円で約1.3兆円)

  • 証券取引所の株式時価総額

    2.1兆トゥグルグ
    (日本円で約977億円)

  • ノンバンクの総資産

    0.9兆トゥグルグ
    (日本円で約417億円)

  • 保険業界の総資産

    0.3兆トゥグルグ
    (日本円で約139億円)

出所(2017年第3四半期時点):
*1:モンゴル銀行協会報告書2017年第3四半期 / *2: 国家統計局月報2017年9月号 / *3:金融規制委員会報告書2017年第3四半期

モンゴルの金融市場
モンゴルの金融市場グラフ モンゴルの金融市場グラフ

BANKINGモンゴルの銀行業界について

モンゴルには、中央銀行に認可された商業銀行が14行あります。

14行のうち、TDB(弊行)、Khan Bank、Golomt Bankが大手3行と言われており、銀行セクター全体の総資産において大手3行は約70%の市場シェアを占めています。これを大手5行(Xac Bank、State Bankを加える)とするとその比率は約87%にのぼります。そして、残りの10数%に中小銀行10行が集中していますが、この多くは一部の富裕層が自前で設立したポケットバンクの位置づけになっています。

TDB(弊行)

元々、ソビエト時代の単一銀行制度下で、モンゴル銀行(現在の中央銀行に相当)の貿易部門が、1992年の民主化後、民営化された経緯にある。 その経緯より、モンゴル国の外国為替取引・貿易金融の大半を占め、企業金融に強みをもつ。 2017年第3四半期末時点で融資残高では業界第1位。近時、リテールバンキングにも注力しており住宅ローン・自動車ローンなどのシェアの増加により融資残高を伸ばした。また、TDBはモンゴルの商業銀行の中で唯一、国際証券市場で社債を発行した実績をもつ。
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Khan Bank(ハーン銀行)

ハーン銀行の前身は、モンゴル銀行の農業部門が民営化された農業銀行です。民営化後の放漫経営を主因に一時期、経営不振に陥ったものの、日本の投資家と地場財閥が資本参加し経営を再建、近時は主たるリテールバンキングの位置づけとなっており、モンゴル国内最大のATM網を持っています。なお、ATMは日本の日立オムロン製を採用し、紙幣リサイクル型のATMをモンゴルで最初に採用しました。日本でいう「ゆうちょ銀行」のような存在です。後にIFC(国際金融公社)も1割程度の資本参加しガバナンスの強化を図っています。

State Bank(ステート銀行)

唯一の国営銀行の位置づけにあり、役員もモンゴル財務省から派遣されています。過去、民主化後、多数の中小民間銀行が乱立することとなりましたが、アノード銀行、ゾーブ銀行、セービング銀行など多数の銀行が放漫経営・不良債権を主因に倒産し、その不良債権処理の中で、優良資産のみを切り分けて、同行に吸収合併させた経緯があります。Khan Bankに次ぐ支店網を保有し、リテールバンキングに注力しています。

Golomt Bank(ゴロムト銀行)

大手行の一角としては、民主化時代にモンゴル人若手起業家3名が立ち上げた唯一の純民間銀行の歴史的背景があります。バランスの取れたホールセール&リテールバンキングを推進しています。過去、数年前に創業メンバー間での確執から経営不振が表面化したものの、その後、株主間での調整が付き残留した創業メンバーによる経営となりました。退陣した株主は後に別の中小銀行を開設しました。
(Bogd Bank:ボグド銀行)

Xac Bank(ハス銀行)

そもそもマイクロファイナンスが祖業であり、中小企業向け融資に注力しています。親会社の持ち株会社「テンゲルフィナンシャルグループ」へは日本のオリックスが18%出資しており、傘下のリース会社「XACリース」とのシナジー効果を探っています。また、特筆すべきは「地球環境」「再生可能エネルギー」「地球温暖化防止」を推進する部署を保有しており、国連の緑の気候基金(Green Carbon Fund)のモンゴル唯一のAE(Accredited Entity)となっています。(2018年1月現在)

2017年第3四半期 銀行セクターのシェア率グラフ 2017年第3四半期 銀行セクターのシェア率グラフ

TDB EXCHANGE RATESTDB為替レート

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