S&P:TDBは社債償還に十分な流動性がある

香港(S&P Global Ratings) 2020.5.12 プレスリリース

S&P Global Ratingsは本日、TDBB/Stable/B)が2020519日に期限を迎える5億ドルの社債償還に十分な資金があると発表した。

当社は、モンゴルに本拠を置くTDBが社債に付随する外部からの資金調達や政府の保証に頼ることなく、自らの流動性で債務を返済すると見込んでいる。ただし、この予想は、当面、TDBの顧客が予想外の大規模な預金引き出しを行わないことを前提としている。

TDBが流動性を支えてきたことを考えると、TDBの資金調達と流動性のプロファイルは債券の返済後も大幅に悪化することはない。また、その流動性比率は銀行が5億ドルの社債に関連して維持している政府の国債ポートフォリオの恩恵を受けるだろう。この国債ポートフォリオは現在、TDBがアクセス可能な流動資産から除外されているが、社債償還後には含めることができる。さらに、TDBはモンゴル銀行との長期為替スワップを、当初のレートと等しい最終為替レートで確立しており、これにより、トゥグルクが過去5年間にドルに対して約30%下落したことを考えると、銀行全体の支払い負担はある程度軽減される。

2020331日現在、TDBの流動性比率は約35%で、20191231日時点の約32%から増加している。

 

TDB2019年の業績は当初予測を上回った。銀行のROAはクレジットコストの低下により、2018年の約0.6%から約0.9%に改善した。TDB2020年の業績は、マクロ経済と市場の困難な状況や信用拡大の抑制により伸び悩むと考えている。償還を迎える5億ドルの債券は、20191231日時点の銀行の負債合計の約20%を占めている。流動性の高さも業績指標の軟化に影響していると私たちは考えている。

 

注:このレポートは、格付けを構成するものではありません。

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